《enku》 Japanese Indego Leather
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乾燥ふのりを溶けやすくするため細かく切り、コトコト煮て粘土状のペーストを作ります。その後粗目の網や手拭いを使って越していき、不純物や太いふのりを除外します。
ここまでして初めて使えるようになるのですが、これだけ手間をかけてもふのりを使う良さがあるのです。
ふのりは特有の粘着性を活かして革の密度を高め、乾燥した時の硬度と持続力を持たせてくれます。
硬い革でしたらふのりだけでコバ処理ができてしまうほど優れている素材です。


革の端の部分は摩擦などから製品が削れやすい部分です。
この部分を硬くすることで製品へのダメージを防ぎ、少しでも長くご愛用いただけるように仕上げるという事が前提となってきます。
ですが単に表面を硬く仕上げてしまうと革製品の動きによってひび割れてしまうのです。
蝋固めは革製品の動きに合わせ柔軟性を含みながらも、硬さも持ち合わせることができる最適な方法かと思います。
また、修理やメンテナンスにおいても同じ雰囲気で仕上げやすいということからコバに蝋を入れて製作しております。




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