《enku》 Japanese Indego Leather
素材製作コレクション取扱い店コンタクトニュース



藍染めということでお客様や販売店様に「色移りは?服に色がついたりしますか?
などとご質問をいただく事が多く、そのわかりやすい指標として検査をしておりますのでこちらでもご報告させていただきます。

染色堅ろう度検査に出し、藍染革[ Migaki ](※1)が乾燥・湿潤・汗検査共に
変退色にて4-5級、汚染にて4.4-5級という高評価をいただきました。

染色堅ろう度とは
染料などで染色された記事の丈夫さ、主に「色落ちのしにくさ」を数値で評価するものです。

染色堅ろう度検査とは
JIS規格でその試験方法が定められており、アパレル業界での「納入前検査」でも使用される検査です。

※1 藍染革[ Migaki ]

きめ細かく滑らかな表面が特徴です。
滑らかな肌触りになるよう職人の腕で実際に磨き作業を施し、
また職人たちの知恵と技術によってさらに磨き上げられた新たな藍染革です。

手触りだけでなく摩擦や色落ちにも強く、その堅牢度は4-5級。
これは国内の革製品の中でもトップクラス評価に値し、白い鞄や服と合わせても問題なくご使用いただける数値になります。
藍染における色落ちや色移りを心配されていたお客様にも安心してお使いいただける藍染革です。

藍染革[ Shiboai ]に関しましても色落ちや色移りは同等の評価となります。
※2 藍染革[ Bridle ]

「自然な革の風合いを楽しむ」そんなヌメ革の様な楽しみ方ができる革です。
硬く丈夫な蝋が芯まで入っているため繊維が引き締まり、雨などによる革の腐食を防ぎます。
また丈夫で使い込んでいくうちに独特の味わい深い濃淡が出てきます。

蝋が溶ける温度と革の天然染料の限界温度ギリギリを狙い蝋を革の中までしっかりと入れていきます。
そのため革の重量は一般的な革の倍近くにもなり、密度も高くなり強く仕上がります。

こちらは藍染と革の自然を風合いをお楽しみいただくため、使い始めの頃にこすると色移りする場合がございます。



人間に個性があるように、牛にも個性があります。
どちらの革も一枚一枚状態に合わせて作業するためじっくりと時間をかけて制作しております。
何度も染め重ね堅牢な藍染革をつくりあげるため完成まで一ヶ月〜二ヶ月以上を要します。



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