《enku》 Japanese Indego Leather
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藍染革の各種技法(柄)

天然の藍のみですべて手染めにて染色しております。

一切色を足さず藍だけでここまで濃く綺麗に染まるのも
一枚一枚個性の違う革の状態や染料の濃さを
目や手の感覚で確かめ見極めながら
染料と手間を惜しまず何度も染め重ねている為。

手作業ならではの繊細さと柔軟さ。
細かな手仕事を大切にしております。

どれも探求して染め続けてきたオリジナルの技法です。
今までもこれからも変わりなく、革で表現する藍色で
一番綺麗だと思える色を追及し続けていけたらと思います。
少しでも藍染革の可能性や楽しさを感じていただけましたら幸いです。






本藍 Honai

すくもを天然灰汁発酵により時間をかけて藍建てしていく、古来からの手法です。
藍の状態を維持していくには大変手間とコストがかかりますが、天然本藍染めならではの色合いや肌触りなど独特の存在感をお楽しみいただけます。
本藍革


皺藍 Shiboai

手に触れたときに感じる品の良い自然なシボ感が特徴。
凹凸のある心地よい手触りと因縁のコントラストが楽しい藍染革です。
使いやすさを追求し、従来の革に比べて擦れや摩擦に強く、また傷がついてしまった場合でも目立ちにくくなっております。
皺藍革


型染 Katazome

細やかな柄や文字などを掘りぬいた型紙で、昔ながらの米から作る糊にて防染して藍染めし、デザインした模様を浮かび上げていく手法です。
主にenkuでは古来から親しまれている江戸小紋の型染を中心に染め上げております。

enkuではオリジナルの型染めも行っております。独自の柄や文字をデザイン、またお名前の型染めなどご相談下さい。
※細かな線や複雑な形など、お受け出来ない場合もございます。

●江戸小紋の型染詳細ページ
型染め
型染め
型染め


天藍 Tenai

限りなく広く澄んだ世界。
ゆっくりと青に溶け込んでいくような、成層圏に近い空のグラデーションをイメージして染め上げた藍染革です。
天藍革


数多 Amata

撒き蝋の技術を使って染色した藍染革です。
蝋には防染効果があり、それを利用して細かな点描を施しました。
いつか見た夜空に輝く数多の星に思いをはせ、吸い込まれるような満点の夜空をイメージして染め上げています。

●数多の詳細ページ
数多 数多


星雲 Seiun

撒き蝋の技術を使って染色した藍染革です。
柔らかく立体的な表情が特徴です。
宇宙を漂っているかのような、雲のようにひろがって見える天体や無数の星々をイメージしています。
星雲


海光 Kaikou

薄く幾重にも重なりあう藍。
奥行きのある様々な藍色を表現した染色方法です。
海の中から光が差し込む水面を見上げた時のようなイメージで染め上げました。
眺めていると海の中を漂っているような感覚になる革です。
海光
海光


墨縞 Sumishima 

藍染めを施した革に、昔ながらの松煙(しょうえん)から作る天然墨を使用し刷毛で縞模様を出して染めた墨縞革。
書道などで使われる墨汁とは異なり適した強度のある墨を作り染色を行います。革にあった墨や水分に溶け出さないように染めていくのは、江戸小紋の型染に匹敵する時間と神経を要する難易度の高い技法です。
墨縞藍


墨藍 Sumiai

藍染めを施した革に、昔ながらの松煙(しょうえん)と膠(にかわ)などから作った天然墨を染め重ねた墨藍革。
表面は深墨色ですが、下層に藍があるため折り曲げた個所や長く使っている部分など密かに藍色が見えてきます。
藍と墨で濃く深みのある色を目指して極限までダークトーンに仕立てた革です。
墨藍革


雪藍 Seturan

雪のある環境下で行う事ができる染色方法。
藍染め後の革に雪を被せ、雪中で酸化発色を行う事により、 雪の模様を革に映しこむ技法です。
雪の中に空洞になっているところと、革に密着しているところがあるために氷の粒感が再現され独特の濃淡を表現しています。
 
※季節限定生産革
雪藍革


生葉染革 Namabazome

収穫したばかりの蓼藍の生葉を使用して、葉の中の青い色素を抽出して染色した生葉染め革。
生葉染めはごく薄く色づくため、濃く染めるには大量の生葉と、染め重ねる時間の調節など繊細な技術を要します。
同じ藍でも色のバリエーションが豊富で、生き生きとした藍そのものの色をうつしこむ生葉染め革を染められるのは、一年に一度の藍の葉の収穫の時期だけです。

●生葉染革の詳細ページ

※季節限定生産革
生葉染め革
生葉染め革


茎染革 Kukizome

スクモを作る際に収穫した蓼藍の茎のみで染色しております。
藍染め革や墨染め革との相性も良く、基本的にグレーの色が特徴でモノトーンが好きな方にもおすすめの革素材です。
茎染め革






鹿藍 Shikaai

日本古来から親しまれ、1000年以上の歴史があると言われている鹿革。
古くは狩人や修行僧などの履物やカバンなどに使われ、また手触りの良さや丈夫な事から侍たちの武具などにも活用されたと言われております。
一説には、日本最初の藍染革は大名の刀周りや鎧の一部に装飾効果として鹿革を用いられたとされております。

● 鹿革(伊豆鹿革)プロジェクトについて
鹿藍革


羊藍 Hitsujiai

きめ細やかさと手触りの良さが特徴の羊革。
ジャケットや手袋など主に衣料品に多く使用されてきました。
染色し適度なハリとコシをもたせ、財布やキーケースなど小物製品にも使用できる革づくりを行っております。
羊藍革







草木染革 Kusakizome

enkuの藍以外の草木染めの革シリーズです。
季節を通して様々な草木染めを行っております。

●草木染革の詳細ページ
草木染革

草木染革


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